【わすれんぼうのサンタクロース】おっちょこちょいのサンタクロースの年末年始は?ゆかいで楽しいクリスマス絵本。【3歳 4歳 5歳】
今日は待ちに待ったクリスマス。「さあ、ルドルフでかけるよ」サンタさんはそうトナカイのルドルフに声をかけるのですが、ルドルフは首を傾げています。なぜなら……(わすれんぼうのサンタクロース 中川ひろたか/作 中川貴雄/絵 教育画劇)
この本のイメージ クリスマス☆☆☆☆☆ サンタクロース☆☆☆☆☆ かわいい☆☆☆☆☆
わすれんぼうのサンタクロース 中川ひろたか/作 中川貴雄/絵 教育画劇
<中川ひろたか>
1954年埼玉県大宮市生まれ。保育士として5年間千早子どもの家保育園に勤務。1987年みんなのバンド「トラや帽子店」を結成しリーダーとして活躍。1995年「さつまのおいも」(童心社)で絵本デビュー。絵本「ないた」で日本絵本賞受賞。シンガーソングライター、絵本作家として活躍中
<中川貴雄>
1979年和歌山県御坊市生まれ。大阪デザイナー専門学校イラストレーション学科卒業。同校ビジュアルデザイン研究科修了。その後、書籍・エディトリアル・広告など本格的にイラストの仕事を始める。クリエイティブユニット「なりゆきサーカス」の創作活動に参加している。絵本作品は「わすれんぼうのサンタクロース」が初めて(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
もうすぐクリスマス。アドベントカレンダーを毎日開けるのが楽しい季節になりました。
日本人はキリスト教徒でもないのにクリスマスを大切にしています。
宗教的なイベントとしてではなく夢のあるイベントとして楽しんでいるため、クリスマスを教会で過ごしたり、バザーやチャリティをする文化はあまり定着していませんが、サンタクロースは大好きです。
そうしたわけでサンタクロースを題材にした絵本は、日本の子どもたちに親しみやすいせいか、数多く出版されています。クリスマスを待つ毎日はわくわくして楽しいものですし、「いい子にしていないとサンタさんがきませんよ」と言うことで、保護者の方も少しだけ子どもに言い聞かせやすくなる時期でもあります。
本日ご紹介する絵本は「わすれんぼうのサンタクロース」。初版は2016年。
お話は……
待ちに待ったクリスマス。
「じゃあ、そろそろ でかけるとしようか」とサンタさんはトナカイのルドルフに声をかけますが、ルドルフは首をかしげてサンタさんを見るばかり。
そう、サンタさんはまだパジャマのままだったのです!
「おう、なんてこったい。きがえるのをわすれてた」
あわてて着替えてきたサンタさん。でも、ルドルフはまだ首を傾げています。
「おう、なんてこったい。ぼうしをかぶるのをわすれてた」
こんな感じで、サンタさんは何かを忘れてしまい、なかなか支度ができません。
ようやく支度ができて、空を飛び立ったとき……
……と、いうのがあらすじ。
わたしもねえ、子どもの頃、忘れ物の多い子どもだったので、このサンタさん、他人とは思えません。
とにかく一発ですべてを覚えたりはできない子でした。(一度覚えてしまえば、まあまあ忘れないのですが)
ところが、母は一度聞いたら全部記憶できてしまう人で「どうして忘れてしまうのかがわからない」と言うタイプ。
「メモをすればいい」と言う単純なことに気がついたのは、かなり歳をとってからでした。
そう、書けばいいんですよ、書けば。まあ、そのメモを見るのを忘れてしまうとどうしようもないのですが……。そこはそれ、最後の手段に「手に書く」と言う技がありますからね。(←自慢することではない)
さて、この忘れんぼうのサンタさん、とにかく次々と何かを忘れてしまいます。でも、ちゃんとルドルフが視線で教えてくれるのがかわいい。
そして、こんなに忘れっぽいのにサンタさんはぜんぜん落ち込んでなくて、とっても明るくてポジティブなところもいい。
字はすべてひらがなとカタカナ。見開きに最大で八行あるかないかで、非常に読みやすく、お子さまがひとり読みでも読みきることができます。親子での読み聞かせおすすめです。「今度は何を忘れちゃったのかな?」と、ページをめくるのも楽しそう。
クリスマスや年末年始を楽しく過ごせそうな絵本です。
ネタバレは避けますが、日本の子どもたちがお正月あたりまで楽しめるストーリーになっています。
冬休みの読み聞かせに。クリスマスプレゼントに。
かわいくて、ゆかいで楽しい絵本です。
おっちょこちょいで忘れ物が多いお子さま、お母さまに。元気が出てきますよ!
繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)
ネガティブな要素はありません。ADHDなど、忘れ物が多かったり注意力が散漫だったりするお子さまに。
クスっとして、そして元気が出てくる絵本です。
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