【14歳からのプログラミング】プログラミングを学ぼう! 子どもから大人まで楽しく学べる、初心者向けのわかりやすいプログラミング教本。【アメリカの中学生が学んでいる】【小学校高学年以上】

2024年4月1日

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アメリカの中学生が学んでいる14歳からのプログラミング  ワークマンパブリッシング/著 千葉敏生/訳 ダイヤモンド社

小学校・中学校のカリキュラムに「プログラミング」が追加されました。これは、14歳からとなっていますが、子どもから大人まで、何歳からでも読むことができる、わかりやすい、初心者向けのプログラム教本です。

この本のイメージ プログラミング入門☆☆☆☆☆ 何歳からでもOK ☆☆☆☆☆ ただし振り仮名無し☆☆☆☆☆

アメリカの中学生が学んでいる14歳からのプログラミング  ワークマンパブリッシング/著 千葉敏生/訳 ダイヤモンド社

<ワークマンパブリッシング>
全米No.1ベストセラーの学習参考書「BRAIN QUEST」などを発行する出版社。

<千葉敏生>
千葉敏生(ちば・としお)。翻訳家。訳書 バーネット&エヴァンス「LIFE DESIGN(ライフデザイン)」(早川書房、2017)タレブ「反脆弱性」(ダイヤモンド社、2017)サンプター「サッカーマティクス」(光文社、2017)ニール「素数の未解決問題がもうすぐ解けるかもしれない。」(岩波書店、2018)ワインバーガー「DARPA秘史」(光文社、2018)ピレイ「ハーバード×脳科学でわかった究極の思考法」(ダイヤモンド社、2018)クレオン「クリエイティブと日課」(実務教育出版、2019)ウェインライト「ハッパノミクス」(2017)マッカスキル「〈効果的な利他主義〉宣言! 」(2018)ホワイト「キッチンの悪魔」(2019、以上みすず書房)ほか。

 小学校、中学校のカリキュラムに「プログラミング」が追加されました。「プログラミング」は従来型の学習とはまったくタイプが違うため、従来型の学校教育に不向きだった子が思わぬ才能を発揮する場合があります。

 内向的で、ひとつのことにこだわりがあり、一度集中するとその状態が長時間続くが、規則正しく学校に通うのが難しい……など、生き辛さを感じているお子様の中に、もしかしたらプログラミングの適性がある子がいるかもしれません。

 当ブログではプログラミングがよく理解できる、または初心者でもわかりやすい、こども向けのプログラミングの本を定期的に紹介しています。

 この手の記事のときには必ず降臨してくれる、知人のプログラマーを今回も召喚いたしましょう。

 それでは、どうぞ!

アメリカの中学生が学んでいる 14歳からのプログラミング
 非常に良い本です。

 けっこう分厚い(564ページ)本ですが、その分しっかり他のよくある入門書に乗っていない、けれど大切な内容について掘り下げて書かれています。

 カラー印刷も効果的。大事なところは色分けされていますし、挿絵もふんだんに使われていて、理解の助けになりそうです。

 特に素晴らしいと思ったのは、よくある本では「コンピュータの使い方」や「プログラミングの仕方」という部分をまず解説するのに対し、本書では、最初に「コンピューティング・システム」という章(章はこの本では「時間目」とされているので、「1時間目」です)を設け、コンピュータ科学についてや、コンピュータとのやりとりを解説した後、2時間目「データ分析」で情報の取り扱い方を、3時間目「ソフトウェア・エンジニアリング」でテストやドキュメント、共同作業の重要性の説明を、しっかり、まず、やっている点です。

 初心者プログラマーは自分だけのプログラミング・スキルには興味があっても、このあたりがすっぽ抜けていることが多いので、この点を「まず」押さえているのはとても良いと思います。

 そうして、ようやく4時間目「アルゴリズムとプログラミング」で実際のプログラミングについて進める形になっています。

 プログラミングでは、ビジュアル・プログラミング言語のScratchを紹介し、Pythonについても、「このぐらいわかっていればとりあえず大丈夫」というレベルまでしっかり解説しています。

 その後、HTMLやWeb開発についても章(8時間目)をあてて、基本的なWeb開発について分かりやすく解説しています。

 これだけの広範囲の内容を一冊に過不足なくまとめているのはさすが。これぐらいわかっていれば、もう素人レベルではない、コンピュータやアプリケーション(ソフト)を使う人ではなく、作る人側に回れるようになります。

 14歳から、と表題にありますが、このぐらいの時期にこれだけわかっていれば「即戦力」になれるんじゃないかと思いますね。
 繰り返しますが、非常に良い本です。

 ありがとうございました!

 原題は、Everything You Need to Ace Computer Science and Coding in One Big Fat Notebook: The Complete Middle School Study Guide(コンピューター サイエンスとコーディングの高度化に必要なすべてを 1 冊の大きなノートブックに: 中学校向け完全学習ガイド). アメリカでの初版は2020年。日本語版は2022年です。

 「難しいことをわかりやすく」の配慮が随所に見られる、すばらしい本です。装丁が可愛らしく、なかの文章も手書きのノート風で絵もふんだんに入っていて、楽しく、わかりやすく書かれています。

 コンピューターの基礎から詳しく説明しており、何から何まで親切という感じ。

 今回解説を書いてくれたプログラマーに「これ、何歳以上が対象年齢でしょうか」と聞きましたら「字が読めれば何歳でも」と言う返答が返ってきたくらいにわかりやすいのです。

 一応、表紙には「14歳からの」と書いてありますが、「ルビィのぼうけん こんにちはプログラミング!」や、「プログラミングガールズ! 1」を読んだ後、この本の文章が読めるようならこちらにすすんでしまってもいいのではないでしょうか。ただし、まったく漢字に振り仮名がないので、保護者の方が振り仮名をふってあげる必要はあります。

 しかし、この手の学習と言うのは、人によってのびる年齢が大きく違うため、小学生でもチャンネルが合ってのめりこんでしまえば才能が開花する場合があります。

 逆に言えば、幼い頃は興味を持ったことに熱中しやすい時期。

 もしも、何かしらの事情で学校が向かない、通えないなどの事情がある幼いお子さまの中に、内向的で一つのことをコツコツやるのが好きだったり、積み木やパズルが好き、数字や計算が好き、などの特性がある場合、まずは「ルビィのぼうけん こんにちはプログラミング!」「プログラミングガールズ!」「くもんのSTEMナビプログラミング絵本」などをすすめてみてください。

 ※とくに、ハードウェアについて詳しく説明している「チップが案内 ハードウェアの役割」は、プログラミングを学ぶ前段階としておすすめです。

 そして、そのうえでさらに上の段階へ興味を持ったり「自分でもゲームを作りたい」と言うような夢を語ることがあったりした場合は、この本を。

 一応の対象年齢は14歳となっていますが、もしもお子さまの年齢がそれより若い場合は、漢字に振り仮名を追加してあげてくださいね。字さえ読めれば、楽しくてわかりやすい本です。もちろん、自分でわからない漢字を調べながら読むのも、国語の力もついて一石二鳥だと思います。

 かなりのボリュームで、最初の入門書としては、まずはこれ一冊でいいかもと思うくらい。
 これを理解できたら、次はそれぞれの言語のマスターへとすすむといいでしょう。
それぞれの言語のことをざっくり知りたい場合は「パブロフくんと学ぶはじめてのプログラミング」がおすすめです。

 ※この本には電子書籍もあります

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 おすすめです。
 日本の学習によくある「勉強の窮屈さ」がまったくありせん。新しいことをわくわくしながら学ぶことができます。楽しみながらプログラミングを学びたい方に。

 プロのプログラマーになるほどではないけれど、仕事でエンジニアとのやりとりがあり、なんとなく基礎だけは押さえておきたいという方にもおすすめです。

 

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Posted by kagurat