【まじょとねこどんほうきでゆくよ】ハロウィンシーズンにおすすめ!楽しくてほのぼのする魔女絵本です!【3歳 4歳 5歳】

2024年4月13日

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まじょとねこどんほうきでゆくよ ジュリア・ドナルドソン/文 アクセル・シェフラー/絵 久山太市/訳 評論社

みつあみおさげをかぜになびかせ、とんがりぼうしの まじょとねこどんほうきでゆくよ……ほうきで旅をする気のいい魔女がゆく先々で動物たちに助けられます。次々と仲間がふえゆく魔女。はてさて、この珍道中、どうなるのかな……

この本のイメージ 魔女☆☆☆☆☆ 動物☆☆☆☆☆ ハロウィンにおすすめ☆☆☆☆☆

まじょとねこどんほうきでゆくよ ジュリア・ドナルドソン/文 アクセル・シェフラー/絵 久山太市/訳 評論社

<ジュリア・ドナルドソン>
イギリスの作家。たくさんの子どものための本を書いているほか、テレビの子ども向け番組のために詞や脚本も手がけてきた

<アクセル・シェフラー>
ドイツのハンブルク生まれの絵本作家。ハンブルク大学で学んだのちイギリスにわたり、バース美術学校でイラストレーションを学ぶ

<久山太市>
 英米の絵本・物語を中心に活躍する翻訳家

 原題はROOM ON THE BROOM. イギリスでの初版は2001年。日本での初版は2001年。改訂版の初版は2017年です。

 お話は……

 魔女が大釜を持って、虎猫とほうきに乗って旅をしています。
 ところが、突然の突風で帽子が飛ばされてしまいます。
 下へ降りて探していたところ、ぶちのワンちゃんが見つけてくれました。
 「ぼくはいぬです。ちゅうじつなこと、このうえなし。ほうきのうえに ぼくのばしょがあるかしら?」
 魔女は
 「もちろん!」と答え、犬をお供に。
 ごきげんで旅していたら、今度はみつあみを留めていたリボンが飛んでしまいました。
 見つけてくれたのは緑色のカラスです。
 魔女はカラスもお供にしました。
 ごきげんで旅していたら、今度は杖を落としてしまいました。
 杖を見つけてくれたのはかえるです。魔女はかえるもお供にしました。

 ところが、ポキン! 魔女のほうきは重量オーバーで折れてしまいます。

 お供たちはまっさかさま。魔女だけが飛んでいましたが、なんとドラゴンにみつかってしまいました。
 あわや食べられそうになる魔女、ところが……

 ……と、いうのがあらすじ。

 どうやら、過去にディズニーでアニメーションにもなったようで、古い予告編を見つけましたので最後にリンクしておきます。

 魔女さん、一見怖そうな顔をしているのに、とても優しい。大切なものを見つけてくれた動物たちを次々にお供にして自分のほうきに乗せてあげます。
 重たくて邪魔、なんて絶対に言わない。
 お供になった犬もカラスもかえるももともとのお供の虎猫と仲良く楽しそう。
 この四匹、魔女を助けるために大活躍します。

 次々と仲間が増えてゆくのも楽しいし、魔女がとても気立てがよく、動物たちが仲良く楽しそうなのでほっこりします。
 動物たちも、魔女の猫なのに黒猫じゃなくて虎猫だったり、どうみても雑種の犬だったり、カラスなのに緑色だったりと、たぶん、上等の使い魔になれる動物ではないんでしょう。かえるも、強そうなガマガエルじゃなく弱そうなアオガエルです。

 そんな凸凹チームなのに魔女も動物たちが大好き。
 ラストでは、とっても素敵なほうきに乗ってみんなで旅に出ます。

 一見、怖そうな絵ですが表情豊かで愛嬌があります。
 ストーリーも、楽しくほのぼのとしていて、ラストではにっこりしてしまうハッピーエンド。

 文章はほとんどがひらがなとカタカナ。一部の漢字にはふりがながふってあるので五十音が読めればひとりで読みきることができます。リズミカルで楽しい文章なので、読み聞かせにおすすめ。

 お友だちをどんどん増やして、協力して困難をのりこえるお話なので、友情のすばらしさを感じることもできます。
 この季節にぴったりのゆかいな魔女絵本です。

 ハロウィンシーズンのおうち時間にぜひどうぞ!

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素はまったくありません。一見怖そうな魔女ですが、とても気立てがよくて優しく、動物たちとの友情に心が温まります。
 男の子も女の子も楽しめる、ゆかいな魔女絵本です。

 

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魔女の絵本なら。ほかにも……

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