【はるかぜさんぽ】春の野原にお散歩に行こう! 春の風を感じる絵本。【4歳 5歳 6歳】
お気に入りのワンピース着て、新しいお靴をはいて、春の野原に行ってきます。歩いてゆくと小さな春がいっぱい。どんな春に出会えるかな?(はるかぜさんぽ えがしらみちこ/作 講談社)
この本のイメージ 春の訪れ☆☆☆☆☆ お散歩☆☆☆☆☆ 楽しい☆☆☆☆☆
はるかぜさんぽ えがしらみちこ/作 講談社
<えがしらみちこ>
1978年4月 福岡生まれ。熊本大学教育学部卒業。水彩を使用した透明感のある画風が特徴。絵本に「さんさんさんぽ」「あめふりさんぽ」「せんそうしない」(文・谷川俊太郎)「はこちゃん」(文・かんのゆうこ/以上すべて講談社)、「なきごえバス」(白泉社)、「おかあさんのいのり」(文・武鹿悦子/岩崎書店)など、装画に「さくら」(金の星社)、「ポテトサラダ」(学研教育出版)、「ゆいはぼくのおねえちゃん」(ポプラ社)などがある。また教科書の装画も多く手がけている。
えがしらみちこ先生の「おさんぽ」シリーズ、春バージョン、「はるかぜさんぽ」のご紹介です。初版は2017年。
今年はたいへんな天候不順で、暖かくなったと思ったら寒気が戻り、寒いと思ったら暖かくなりと、対応に難しい年です。
わたしはまだまだ、部屋ではもこもこのパジャマを着ていますが、早朝などがいちばん予測しづらくて困りますね。
それでも、だんだんと暖かくなってきて、花も咲き始めました。
今年は雨が多いみたいなので、何回お花見できるかわかりませんが、桜は大好きな花なのでできるだけ見に行きたいと思います。
さて、本日ご紹介する「はるかぜさんぽ」は、小さな女の子が春の喜びを胸いっぱいにして、お気に入りのワンピースと新しい靴でおでかけするお話です。
これくらいの年齢の女の子の「お気に入りの服」は来年になったら着られませんから、どんどん着てあっちこっちにおでかけしたいお年頃ですよね。
女の子はうきうきしておでかけです。
桜の花が咲いています。
だれかがしゃぼん玉で遊んでいるみたいで、漂ってきました。
地面にはだんごむしがいます。
たんぽぽのわたげが飛んできました。
追いかけてゆくとそこは一面の……
……と、いうお話。
読んでいるとなつかしい気持ちでいっぱいになりました。
だんごむしを見つけてちょんちょんして丸くなるのをみつめたり、ツツジやサルビアの花を摘んで蜜を吸ったり、わたしも小さなころ、そんなおさんぽをしたっけ……
字はすべてひらがな。見開きに最大で四行くらいなので、ひらがなが読めるお子さまであればひとりで読み切ることができます。もちろん、読み聞かせにも。
春の心躍る気持ちを描いた「はるかぜさんぽ」。
この季節の読み聞かせにぴったり。きっと、晴れた日におでかけするのが楽しくなるはずです。
繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)
ネガティブな要素はまったくありません。大人が忘れかけている、小さな子どもの感性がいっぱいに詰まった、春の日の物語です。
読むとすぐにおでかけしたくなります。
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