【うちで過ごそう】子どもの学力がみるみる伸びる!家でできる「絵本の読み聞かせ」のコツ【幼児教育】
家から出られない……。ストレスもたまるけれど、勉強が遅れてしまうのでは?
心配な方も多いと思います。すべてを解決する完璧な答えはないかもしれませんが、可能性に賭ける方法はあります。それは、大量読書。
本をたくさん読むと、理解力と読解力が向上して、その後の成績が大幅に向上するというデータがあります。
このサイトでは、今までも大量読書についての書籍をご紹介してきました。
1日7分の絵本で子どもの頭はみるみる良くなる! 浜島代志子/著 すばる舎
本日も、昨日の記事に引き続いて、絵本の読み聞かせについて書かれた書籍のまとめと解説を行いたいと思います。大量読書と書いていますが、同じ本を繰り返し読んでもいいんです。読む回数が大切なので、他の読書と学力関係の記事も、ぜひ読んでみてください。
書籍に紹介されている絵本も、ご紹介していきます。クリックするとアマゾンに飛べますので、確認してみてくださいね。
この本のまとめと解説その2(以下、項目のみ引用)
子どもの学力がみるみる伸びる!「絵本の読み聞かせ」のコツ!
- 絵本の読み聞かせは、だんぜん「対話式」がおすすめです
- なぜ、対話式だと学力が伸びるのか?
- 絵本を対話式で読むときのポイント
- 読み手の心得5カ条
- 「絵本の読み聞かせ」のやってはいけない
- とことん読み飽きるまで読んであげる
- 絵本選びはどうすればいいか?
それでは、各項目を解説していきましょう。
著者は、絵本の読み聞かせは「対話式」がよいと書いています。
「対話式」と言うのは、読み聞かせをしながら、「さて、どうなるのかな~」とか、「これは何かな~」とか子どもに話しかけながら、会話をしながら読む方法です。
ただ絵本を読み上げるよりも、ずっと効果があるのだそうです。
ポイントとしては、
物語のところどころで子どもに話しかける
返って来た答えを否定しない
オウム返しに言う
のだそうです。返って来た答えを否定しないっていいですね。「うんうん、そうなんだね~○○なんだね~」って感じでしょうか。
「対話式」読み聞かせで学力が伸びる理由は以下の通り。
1 自分の事としてとらえる
2 主体的に考える脳が活発に動く
3 知的好奇心が働く
4 考える力がつく
5 安心感を持つ
6 頭の回転が早くなる
これは、わかる気がします。読むだけでなく、対話をはさんでの読み聞かせは、自分とお母さんとの会話なんですよね。物語を理解しながら、会話をすると、読解力だけでなくコミュニケーション能力もつきますし、脳がフル回転していくのがわかります。
「対話式」の読み聞かせのコツは、
最初にざっと読んでおく
「~かな?」とところどころで優しく問いかける
ふだんどおりの発声で、気軽に読む
お子様とお母さんがリラックスできる姿勢で読む(寝転んでいてもOK)
だそうです。たしかに、最初にざっと目を通しておかないと、お子様がいきなり質問してきたときに答えられませんよね。それでも、今はスマホがある時代なので、すぐ検索できて、すごく便利な時代だと思います。
発声については、
赤ちゃんから2歳までは、高めの声で歌うように
3歳をすぎるとやや高め、スピードはすこし速く
4~5歳になると、声にメリハリをつけて
アクセントは、最初の一音を強めにつけるとよい
と書かれています。
そして、
読み手の心得5カ条とは
1 楽しむことがいちばん大事
2 「絵本の読み聞かせ」は笑顔で
3 怒り顔、怒り声は出さない
4 遊び心で読む。ベンキョーですよ!という雰囲気はNG
5 否定語は使わない
これは、とても大切だと思います。別の本に、「ハッピーエンドの本をたくさん読んだ子供は、ポジティブな性格に育つ」と書いてありましたが、本を読んでいるときの、うきうきわくわくとした、楽しい体験が性格、人格にも影響するのだと思います。
このサイトでは、そういった意味も含めて、ハッピーエンドの本を選んでご紹介しています。トップページの「本棚」から過去記事をご覧ください。対象年齢別のタグもあります。
繊細なお子様にむけては、最後に「繊細な方へ」と言うコメント欄を設けて、悲しいシーンや暴力シーンなどの有無について書いています。ぜひ、参考にされてください。
「読み聞かせ」において、NGなのは、「イヤイヤ読むこと」。お子様が絵本を読んで読んでとせがむのは、大チャンスです。もちろん、忙しかったり疲れていたりする時は、そうはいっても難しいもの。
けれども、イヤイヤ読んだり怒りながら読んだりしては逆効果だと書いています。また、「1人で読みなさい」と突き放してしまうのも、NGだそう。
それは、絵と文章の両方を同時に理解できるのが「読み聞かせ」で、1人で読むと、絵か文章か、どちらかしか頭に入ってこないから理解度が下がってしまうのだそうです。
そうは言っても、これは難しいですよね~。「頭の良い子どもにしたかったら、こうしましょう」とは書かれているものの、現実に母親の生活は忙しく、そこまでは手が回らないものです。
わたしは、完璧じゃなくてもいいと思います。子どもが絵本に興味を持って、読もうとしているだけでも、すばらしいことじゃないですか。お母様がお忙しかったら、読み聞かせは三回に一回、あとは自分で読ませてもいいと思いますよ。
(ちなみに、わたしは幼児期、母に読み聞かせをしてもらった記憶がほとんどありません。ひらがなを覚えるまでは何度か読んでもらったと思いますが、50音を全部覚えたら「もう、自分で読めるでしょう。一人で読みなさい」と言われたクチです。ですから、「読み聞かせ」がこんなに脳に効果があることを今知って悔しいくらいです)
著者は、3歳から6歳までのあいだが「ゴールデンエイジ」と言っており、この間にたくさん本を読むことが子どもの「理性」と「情感」を育て、賢い脳を育てると書いています。
子どもが何かを聞いてきたら、受け止めてあげる。そして、ほめて、自信を持たせて安心させて読み進めてくださいと書いてあります。
私事で恐縮ですが、この「子どもの質問を受け止める」って、親御さんにとって、かなーりきついと思います。
わたしは幼児期、周囲の大人を閉口させるくらいの「なぜなに娘」で、とにかく、なんでもかんでも「どうして?」「なんで?」と謎を解きたがったらしいです。
それと、箱や引き出しの中を見るのが大好きで、子供の頃、うちの家具は、すべての引き出しの取っ手がはずされていました。
どうやら取っ手があると、わたしが引っ張って開けちゃったかららしいのですが、まだハイハイくらいしかできなかった当時のことなので、自分は覚えていないんですよ。(汗)
さて、
絵本選びのポイントは
1 内容
何が言いたいのかはっきりとわかること。そして、愛、勇気、やさしさ、ユーモア、お茶目、探究心、苦しいことでも乗り越えようとする気持ち、人を思いやる気持ちなど。人間力が持てる内容かどうか。
2 絵
文には書いてないことを想像できる絵であるかどうか。知と情を刺激するからだそうです。
登場人物の思いがすとんと胸に落ちる、色使いは大胆だったりほんわかだったり、隅から隅までドラマがあるものを選ぶのが良いと書かれています。
この後は、1日7分の読み聞かせの方法などが紹介されていますが、
わたしが読んだ感想としては、全部ご紹介すると、逆に読み聞かせに興味を持っているお母様にプレッシャーを与えてしまいそうなんです。
著者の方は、劇団や塾を運営されていらっしゃるので、とにかく経験が豊富で、書かれていることに説得力があるのです。が、ど素人のわたしがこれを出来るかというと、自分でも厳しいなあ……と思う部分があります。(それに、書かれた時期は、今よりずっと世の中が安定していた時期ですからね)
でも、本の内容や書かれてる事はすばらいし、実践したほうがいいのは絶対確かなので、ぜひ、そのエッセンスだけでも受け取っていただきたいと思い、がんばって今回の記事を書きました。
完璧に出来なくてもいいとおもいます。
今、このご時勢で、不安なまま何をしたらいいのかわからず、家の中で親子で悶々としているのがいちばんいけないと思います。できることは、あるはず。
わたしは、頑張り屋のあなたを、いつでも応援しています。
こんな記事をここまで読んでくださったあなたは、絶対、優しい人のはず。どうか、めげすに、少しずつでいいので、できることをなさってくださいね。
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