【ねことねこ】猫の日に! 猫愛が炸裂する、猫好きのための絵本。【3歳 4歳 5歳】

2024年4月6日

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ねことねこ 町田尚子/作 こぐま社

「ねことねこ おなじところ どこだ?」1匹1匹に個性があり、似たところがあるようでぜんぜん違う、それが猫。猫の魅力を存分に描き出す町田尚子先生の、猫愛炸裂する、かわいい猫の絵本です。

この本のイメージ 猫愛☆☆☆☆☆ 猫かわいい☆☆☆☆☆ いろんな猫☆☆☆☆☆

ねことねこ 町田尚子/作 こぐま社

<町田尚子>
1968年、東京都生まれ。武蔵野美術大学短期大学部卒業。
作品に「ネコヅメのよる」(WAVE出版)、「さくらいろのりゅう」(アリス館)、「いるのいないの」「あずきとぎ」(京極夏彦・作/岩崎書店)、「おばけにょうぼう」(内田麟太郎・文/イースト・プレス)などがある。

 本日、2月22日は「猫の日」です。2が三つ並ぶので「にゃんにゃんにゃん」と言うそうです。

 と、言うわけで本日は、「なまえのないねこ」「ネコヅメのよる」「ねこはるすばん」でおなじみの、日本一の猫作家(たぶん)、町田尚子先生の猫の絵本のご紹介です。初版は2019年。

 ストーリーとかは特になく、
 「ねことねこ おなじところ どこだ?」と見開きで二匹の猫の絵があり「めのいろがおなじ」とか、「みじかいしっぽがおなじ」とか、そんなふうに二匹の猫の絵が続きます。

 これが、どの猫もかわいいんですよ。

 町田先生の絵本の猫は、子猫やスマートな美人猫じゃなくて、ふくふくとした、またはでっぶりとした、大人猫のことが多いのです。
 顔つきも、あざとくかわいい表情だけでなく、ふてぶてしく目を細めていたり、上から目線で見下ろしていたり、ちょっぴりこばかにしたように目を細めていたりと、表情豊か。

 つぶらな瞳のおすましした子猫の絵なんて一枚もない、自然体の猫たちの魅力。そして、すべてのページからあふれ出る町田先生の猫愛。

 毎ページ、ページをめくるたびに、ああ、猫ってこうだよね、こういう顔するよね、と、うんうんとうなずいてしまうのです。

 内容はとても単純で、文章はすべてひらがななので、50音が読めれば小さなお子さまがひとり読み出来ます。でも、猫好きの親子なら、読み聞かせも楽しそう。
 そして、大人の猫好きの方の和み絵本としてもおすすめです。

 猫は大好きだけど、アパート住まいなので飼えないと言う方はぜひ。
 町田先生の猫絵本は、読んでいるだけで目の前で猫が戯れている気持ちになるほど、猫の魅力にあふれています。ポーズや仕草がリアルなのに、ちょっとした表情や目線などの微妙なディフォルメが絶妙なのです。

 わたしは、足の裏が黒い猫が好き。

 猫の日にぴったりの絵本です。
 猫好きのお子さまへのプレゼントに、猫好きのお友だちに、猫好きの自分のリラックスタイムのお供に、ぜひどうぞ。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素はまったくありません。内容も文章もとてもシンプルでわかりやすいので、小さなお子さまの絵本の読みはじめに最適です。
 様々な、表情豊かな猫が登場します。猫好きの方なら、眺めているだけで幸せ気分になれるでしょう。単純な 「かわいさ」ではないところも魅力です。ディープな猫好きさんに。

 

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