【クマのプーさん】羽生結弦選手の「相棒」。黄色いアイツはどんなやつ?【小学校中学年以上】

2020年11月22日

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クマのプーさん ミルン

幼い少年クリストファー・ロビンとゆかいな動物の仲間たちが、美しい自然の森を舞台に大活躍! 1926年以来、世界中の子どもと大人に愛され続けてきたイギリスの不朽の名作。

この本のイメージ ほのぼの☆☆☆☆☆ ほっこり☆☆☆☆☆

クマのプーさん  A.A.ミルン/作  E.H.シェパード/絵  石井 桃子/訳  岩波書店 

<アラン・アレクサンダー・ミルン>
ロンドン生まれのスコットランド人で、イギリスの児童文学作家、ファンタジー作家、推理作家、詩人、劇作家。

昨日の男子フィギュアスケート、グランプリファイナル。すごかったですね。もはやスケートと言うより宇宙人大決戦みたいになってきて、上位二人だけ別の競技のような気がしてきました。人間、あんなふうに跳ぶ事ができるんですね。そして、あんだけ軸が曲がっても着地できるもんなのですね。これから人類はどこへ行くのだろう…と壮大なことを思わず考えてしまいました。(ちなみに翌日の女子も、いろんな意味で人類にさよならしてました)

そんな人類の進化を見せ付ける怒涛の展開の横にクマ

黄色いクマ。

毎度おなじみ、フィギュアスケーター羽生結弦選手がキス・アンド・クライやリンクサイドにいつも連れてくる、黄色いクマのティッシュケース。たとえコーチがいなくとも、ほほえみを絶やさず彼はそこにいるのです。

それが「クマのプーさん」です。

羽生選手の演技後には、リンクが黄色に染まって見えるほど、プーさんのぬいぐるみが降り注ぎます。もちろん、今回も。

さて、そんな羽生選手が「相棒」と呼ぶ、「クマのプーさん」の原作を、本日はご紹介します。

クマのプーさん ミルン

作者のA.A.ミルンが、息子クリストファー・ロビンのために、子ども部屋のぬいぐるみたち(クマのプーとコブタ(ピグレット)、ロバのイーヨー、フクロウのフクロ(オウル)、トラの子トラー(ティガー)、カンガルーのカンガとその子どもルー)を登場させて創作した童話です。父親が息子にハチミツ好きのクマの物語を聞かせるところから始まります。

登場する動物たちは、すべてクリストファー・ロビンがじっさいに持っているぬいぐるみ。なので、プーさんの森はクリストファー・ロビンの心の内宇宙なのです。

クリストファーはまだ就学前のようですが、多少スペルミスはしますがたくさんの難しい言葉を知っていて、長い文章も書けるので、本人も賢い子どもだったのでしょう。

対するプーさんは、ちょっとドジで抜けていて、食いしん坊。やんちゃでかわいいクマです。これは、一人っ子のクリストファー・ロビンの弟みたいな位置づけなんでしょうね。

難しいことを考えられなくて、すぐにコンデンスミルクやハチミツをなめることで頭が一杯になってしまうところとか、まさに幼児。

クリストファーがプーさんのことを、お兄さんぽく面倒をみる姿を読んでいると、ああ父親のミルンさんは、息子に弟をつくってあげたかったんだなと感じます。

どーでもいい私的な思い出で恐縮ですが、わたしがまだプーさんを知らなかった頃、友達がハチミツ壷に頭を突っ込んで頭がぬけなくなったプーさんの絵がデザインされたポーチを持ってたんですよ。

わたし「これ何?」
友「ゾゾ」
わたし「ゾゾって何?」
友「わからない」

と言う、謎の会話をしたことを思い出します。
でも、今思えば、友は何もおかしなことは言ってなかったんだな。
あの時、ちょっと不満だったけど、それはわたしが無知なせいだったのですね。友よ、すまない。

ちなみに、どうもゾゾって言うのは、「ゾウ」のスペルミスという表現だったらしいんですけど(原作ではHeffalump )もしかしてゾゾタウンのゾゾって、このゾゾなのでしょうかしらね?

いつか謎が解ける日がくるかしら。

ぬいぐるみの一匹一匹に魂があって、それぞれにのんびり、気弱、ネガティブ、知ったかぶりなど性格があって、と言う話を「お父さん」が創ったというのが、すごくいいなと思うんですよ。

じつは、わたしのぬいぐるみにも、アホなやつとか、賢いやつとか、積極的なやつとか慎重なやつとかいて、よく相談しておりました。(客観的にみればそれは自問自答なのですが)
でも、そうやってぬいぐるみが力を貸してくれて、こんがらがった考えを冷静にまとめさせてくれるのはありがたいのです。

悩んだときは「ぬいぐるみ会議」。これ、本気でオススメ。大人もやるべき。

羽生選手の「相棒」発言も、そんなところにあるのかもしれません。(彼はとても論理的な人ですものね)

絵本バージョンもあります。

クマのプーさん 絵本

これは小説版の話を細かく分けた絵本版のシリーズです。読み聞かせにぴったり。

挿絵はフルカラーでかわいらしく、プーさんのとぼけた感じにいっそう癒されます。

冒頭が父と息子の会話で始まるので、親子で会話しながら読み聞かせをするのも楽しいかもしれません。(ただ、メタ展開なので読むときにちょっと演技力が必要かも)

ぬいぐるみの性格は、持ち主のペルソナですが、ときどき持ち主の発想を越えたことを言い出すことがあるんです。この本でも最初はおばかさんだったプーが、どんどんかしこく成長して行き、最後にクリストファー・ロビンはプーのことを「かしこいクマだ」と言うんですね。

繊細な方へ (HSPのためのブックガイド)

ほのぼのとしてほっこりした癒される話です。ネガティブな要素はありません。安心してお読みいただけます。二作目の「プー横丁にたった家」は少しだけせつない気持ちになるかも。でも、おすすめです。

続編のレビューはこちら

A.A.ミルン が大ファンだったというこちらもどうぞ。

ちなみにスケートファンの方向けにはこんな記事もあります

プーさんのライバル(?)パディントンのレビューはこちら

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