【ベッツィ・メイとこいぬ】かわいらしい幼児期の体験の数々。小さな女の子に!読み聞かせにおすすめ。【小学校低学年以上】

2024年1月20日

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ベッツィ・メイとこいぬ イーニッド・ブライトン/作 ジョーン・G・トーマス/絵 小宮由/訳 岩波書店

ベッツィ・メイは小さな女の子です。でも、自分ではもう一人前のおとなだとおもっていました。だって今からポストに手紙を出しに行くのですから。

この本のイメージ かわいい☆☆☆☆☆ ほほえましい☆☆☆☆ 成長日記☆☆☆

ベッツィ・メイとこいぬ イーニッド・ブライトン/作 ジョーン・G・トーマス/絵 小宮由/訳 岩波書店

 初読です。すごいかわいい本みつけました!

 「ちいさいモモちゃん」みたいな、幼児あるあるの物語です。
作者は、「おちゃめなふたご」のイーニッド・ブライトン。挿絵のジョーン・G・トーマスは、ジョーン・G・ロビンソンという別ペンネームで「思い出のマーニー」を書いています。まあ、なんてゴージャス。

 小さなエピソードの短編集で、9つの話が入っています。文章は、平易なひらがなが多く、かしこい子なら幼稚園~小学校一年生くらいから読めるかもしれませんし、読み聞かせでもぜひ、読んであげていただきたいです。とくに、まだまだ小さいときに読み聞かせで読んであげるのがおすすめです。

 最初のエピソードだけご紹介しますと、小さなベッツィ・メイが、お母さんに頼まれてポストに手紙を出しに行くお話です。
「一人でポストに手紙を出しに行く」「お母さんに頼まれて」と言うだけで、ベッツィ・メイは、もう一人前の大人になったような気分で得意満面です。
世界の何もかもがキラキラして、出会う人みんなに笑顔でごあいさつしながらポストへの道を歩いていきます。これがもう、最高にほほえましい。

 ところが、ポストに辿り着くと、まだ小さなベッツィ・メイは、ポストの口にどうしても手が届かなくて、手紙が入れられないのです。
ついさっきまで、自分はもう一人前の大人だと思っていたのに、ぜんぜんだめなんだ……ベッツィ・メイは悲しくて涙がこぼれそうになってしまいます。でも、泣かない。泣いたら赤ちゃんみたいだから。と、ベッツィ・メイは小さいながら、がんばるのです。

 さて、それからどうなりますか。これが、また、なんとも心温まるハッピーエンドなんですよ。

 ほんとうに、かわいくて、やさしくて素敵な話なので、ぜひ、お読みになってみてくださいね。他の話もかわいいのですが、この第一話が、最高にほっこりします。

 すごく昔に書かれた作品なので、家にナニーさん(乳母)がいたり、ちょっと現代とは違う生活の部分がありますが、心理描写が中心なのでおおむね理解できます。

 また、このナニーさんがいい味出してるんです。メアリー・ポピンズとまではいきませんが、ピリリと辛口で、でも細かいところをよく見ていて有能なのです。

 要所要所で、ベッツィ・メイに必要なアドバイスをしてくれるし、困ったときは助けてくれる、頼りになるお姉さんなんですよ。

 ストーリーにはわりとパターンがあって、小さなベッツィ・メイや、登場人物が何かに対して思い込みのようなものがあって、それが相手をよく知ることによって壊れて解消されていくという話です。

「あなたが好きじゃないって思っているものも、よくよく知ってみればそんなこともないかもよ」ってことかもしれません。

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