【オリンポスの神々と7人の英雄】行方不明だったパーシー登場。シリーズ第2巻【海神の息子】【パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々シーズン2】【小学校高学年以上】

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オリンポスの神々と7人の英雄 2  海神の息子  【パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々シーズン2】 リック・リオーダン/作 金原瑞人・小林みき/訳 ほるぷ出版 静山社ペガサス文庫

記憶を失ったパーシー・ジャクソンは、怪物に襲われながら見知らぬ老婆を助け、ユピテル訓練所にたどりつく。そこは、ローマ神と人間のあいだに生まれた少年少女が集う訓練所だった。「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々シーズン2」第2巻。

この本のイメージ パーシー登場☆☆☆☆☆ ファンタジー☆☆☆☆☆ ギリシャとローマ☆☆☆☆☆

オリンポスの神々と7人の英雄 2  海神の息子  【パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々シーズン2】 リック・リオーダン/作 金原瑞人・小林みき/訳 ほるぷ出版 静山社ペガサス文庫

<リック・リオーダン>
リチャード・ラッセル・ライアダン・ジュニア(Richard Russell Riordan, Jr.、1964年6月5日 ~ )はアメリカ合衆国の推理作家、児童文学作家、ファンタジー作家。通称リック・ライアダン(Rick Riordan)。日本ではリック・リオーダンあるいはリック・ライオダンとも呼ばれている。代表作は「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」。

オリンポスの神々と7人の英雄 2  海神の息子  【パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々シーズン2】 リック・リオーダン/作 金原瑞人・小林みき/訳 ほるぷ出版 静山社ペガサス文庫

 ギリシャ神話の神々が原題によみがえる、リック・リオーダンのファンタジー「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」(Percy Jackson & the Olympians) のシーズン2「オリンポスの神々と7人の英雄」(The Heroes of Olympus)の第二巻です。
 原題はThe Heroes of Olympus;The Son of Neptune. 原書初版は2011年。日本語版初版は2012年です。

 このシリーズは、各巻、人も殺せるような分厚さでたいへんな読み応えがあります。
 また、キャラクターが多いのと、ギリシャ風、ローマ風のカタカナの名前が交錯するので、面白いけれど付箋やメモが必要です。でも、面白い。
 なので、このシリーズを読むさいは、「かっこわるい」「めんどくさい」とは思わずに、ばりばり付箋やメモを利用することをおすすめします。

 わたしは群像ものや大河ものが好きなので、若い頃は読書をしながら自分で年表を作ったり、設定資料メモを書いたりして楽しんでいたのですが、年寄りになった今は、さすがに気力がなくてできないでいます。でも、今はwikiという便利なものがあるので、若い子たちはお友達同士でなら簡単に出来そう。

 長い物語を読むのが億劫な人もいると思いますが、何もかもを自分の頭の中に入れて一気に最後まで読む人ばかりではないので、物語を読むときにメモしてもいいんですよ。
(だいたい、教科書やビジネス書なら、ノート作ったりメモしたりするでしょ?)

 メモや覚書をしながら本を読むと、読書が楽しくなります。もちろん、感想ブログを書くのもおすすめです。学校指定の読書感想文はつまらないかもしれないけど、好きな本を深く読み込んだり、設定や年表をまとめたり、伏線の考察をしたりと、読書の楽しみはたくさんあります。

 「オリンポスの神々と7人の英雄」は、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」のシーズン2です。お話が完全に続いているので、まずは「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の第1巻「盗まれた雷撃」からお読みになることをおすすめします。「盗まれた雷撃」のレビューはこちら。↓

 「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」では、ギリシャ12神と太古の神クロノスの戦いを描いていました。「オリンポスの神々と7人の英雄」の敵はガイア。最古の女神です。

静山社からは文庫版上下巻
が出ています

 シーズン2第2巻「海神の息子」で登場する新キャラは、プルト(ハデス)の娘ヘイゼルと、マルス(アレス)の息子フランク。
 フランクは体格がいいわりに内向的な少年でしたが、実は勇気があり、そして隠された力があります。
 ヘイゼルは地中にある貴金属や宝石を呼び寄せる力がありました。

 パーシーは、シーズン2第1巻「消えた英雄」で登場したジェイソン・グレイスと同様、記憶を失っています。
 彼はおぼろな記憶のまま、不思議な老婆に導かれてユピテル訓練所にたどりつきました。
 そこでパーシーはローマ神と人間のあいだに生まれたハーフたちと訓練をし、やがて、フランク、ヘイゼルとともにアラスカへ旅立つことになるのです。拘束されている死の神タナトスを救出するために……

 タナトスが拘束されたため、死んだ怪物や悪人たちが復活し、不死になってしまったからです。

 長い長いあいだ対立を続けていたギリシャ神たちのハーフ訓練所とローマのユピテル訓練所。パーシーとジェイソンの記憶を消してふたりを入れ替えたヘラことユノの意図は? そして、予言された7人の英雄とは?

 ……と、いうのが今回のあらすじ。

 相変わらずのストーリーテリング力なのですが、今回はいつもよりちょっとだけ読みにくい。たぶん、カタカナのややこしい名前(おもにギリシャ語とかラテン語とかの)の多さのせいでしょう。メモを取り、調べながら読むことをおすすめします。たくさんの怪物や幻想生物が登場するので、その都度、検索して調べると面白さが増します。

 このシリーズでは、神々もアメリカ大陸に移動して、現代のアメリカ風の生活を楽しんでいる設定なので、ギリシャやローマの神々がハンバーガーを食べコーラを飲んだり、タブレットやスマートフォンを使ったりしているのが楽しい。
 どうやら最近の閻魔帳はタブレットみたいです。

 今回のラストで「7人の英雄」のメンバーがあきらかになります。次の巻はアテナの娘、アナベスがメインの物語のようです。今からとても楽しみです。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 悪と戦う物語なので戦闘シーンはありますが、残酷なシーンや流血シーンは、気をつけて書かれており、意外とありません。「そういう話なのだな」と思って読めば大丈夫な方なら、おすすめです。
 心理描写はそれほどありませんが、男の子の勇気や友情にあふれた、疾走感あるストーリーです。

 今回はちょっと、読みづらいので、最後まで読みきるためにはメモや付箋を駆使することをおすすめします。ラストへ向けて尻上がりに面白くなるので、読みきると達成感があります。

 読後はアメリカンなおやつが食べたくなるかもしれません。ドーナツやピーナツバターサンドイッチとコーヒーでひとやすみ。

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