【チリとチリリ】緑濃い季節は自転車に乗って。チリとチリリのファンジック・サイクリング【はらっぱのおはなし】【4歳 5歳 6歳】

2024年4月10日

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チリとチリリ はらっぱのおはなし どいかや/作 アリス館

あるひのごご チリとチリリはおうちのまえのはらっぱであそんでいました…… くさむらをぬけると大きなしつめ草。そして、ハナバチのおうちです。チリとチリリはハナバチたちのおもてなしをうけて……

この本のイメージ あじさいの季節☆☆☆☆☆ はらっぱのファンタジー☆☆☆☆☆ 不思議サイクリング☆☆☆☆☆

チリとチリリ はらっぱのおはなし どいかや/作 アリス館

<どいかや>
1969年東京に生まれる。東京造形大学デザイン科卒業。「アイヌのむかしばなし ひまなこなべ」(萱野茂・文)で産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞。「チリとチリリ」シリーズ、「チップとチョコのおでかけ」「おはなのすきなトラリーヌ」「ねこのかあさんのあさごはん」「ハーニャの庭で」「ナナカラやまものがたり」「ぼくたちねこなのゆかいな8ぴき」「ポーリーちゃん ポーリーちゃん」など、自然や生き物への愛情があふれる絵本を数多く手がけるほか、緑ゆたかな山間で猫たちと暮らす日々をつづった「ちっぽけ村に、ねこ10ぴきと。」などのエッセイも発表している

 あじさいの季節になりました。
 原っぱにはシロツメクサも咲いています。

 本日はそんな季節の絵本をご紹介します。「チリとチリリ はらっぱのおはなし」。初版は2007年です。

 「チリとチリリ」のシリーズはチリとチリリという女の子ふたりが、自転車にのって様々な場所をサイクリングする、ファンタジックなストーリー。チリとチリリは自転車にのって海の底へも氷の世界にもゆきます。

 すでにシリーズが8冊出版されており、どの話から読んでも理解できる一話完結物ですが、最初から順番にお読みになりたい場合は、まずは「チリとチリリ」からお読みください。

 「チリとチリリ」のレビューはこちら

 今回の「はらっぱのおはなし」は……

 チリとチリリが原っぱで遊んでいると、自転車で草むらに入り込んでゆきます。
 そこには大きなシロツメクサ。
 ハナバチが蜜を集めていました。

 ハナバチのおうちにゆくと、ハナバチたちがはちみつボールカステラのはなびらちゃきんつつみを分けてくれました。
 チリとチリリがカステラをあじさいの下で食べていると、コガネムシがあじさいの葉っぱを取りに来ました。
コガネムシを追いかけてゆくと、コガネムシたちのおうちに。

 ふたりはそこで葉っぱのジュースをもらいます。

 ジュースを飲んでいると通りかかったトカゲをおいかけて、トカゲの家へ。

 トカゲはほたるいしとはちみつと葉っぱのジュースをまぜてほたるいしキャンディーを作っていました。
 トカゲにたのまれてチリとチリリはお手伝い。

 キラキラしたキャンディーをもらってチリとチリリはほたるたちのいるくさむらを抜けて帰路につきました。

 ……と、いうのがあらすじ。

 わたしは、ちょびっとだけ園芸をしていたことがあるので(今もすこししています)、今回の絵本では何度か正気に戻ってしまう瞬間があって、ちょっともったいない読書でした。

 あじさいの葉っぱには毒があるので あじさいで作った青汁は飲んじゃダメだとか、コガネムシはとんでもない害虫なので巣があったら駆除してしまいたいとか。

 いや、最終的には蛍石を溶かしてキャンディーを作るのですから、そんな現実的なことは関係ないんでしょうけども。
 でもねえ、少しでも植物を育てたことがあるとコガネムシがとりわけ厄介なのは骨身にしみるのですよ。まだ自由に動けない幼虫の頃に駆除できればいいんですけど、成虫になるとヤツラ、飛びますからね……。

 それなのに、見た目はまるっとつるつるしてて可愛いのがゆるせない。

 ……まあ、コガネムシについての個人的なうらみつらみは置いておいて。

 いつもながらチリとチリリのサイクリングはファンタジックで癒されます。

 このところ、体調を崩していたこともあって、長編大作やダークファンタジーなどを読むのが難しくなっています。
 もちろん、ハードでダークな物語の魅力はわかりますし、元気のあるときは大好きなのですが、時々受け付けなくなってしまうことがあるのです。

 そんなときに必要なのは、いい香りのもの、ハーブティー、ちょっぴりの甘いもの、それと熱いお風呂と絵本。
 お風呂に重曹とエプソムソルトをたっぷりいれて、ゆっくり浸かります。
 お風呂を出たら、冷たいハーブティーかフルーツジュース、そしてゆったりとした部屋着で絵本を読むのがお気に入りの時間。

 元気のあるときは、小説を読みますが、なんだか疲れ果てて心身ともにしんどいなあ、と言うときは絵本がおすすめ。

 チリとチリリはもともと子どもがファンタジックな世界を楽しむために描かれた絵本だと思うのですが、疲れた大人のなごみ絵本として最高の作品です。

 とにかく、ひたすら愛らしい。
 ネガティブな要素が1滴もなく、子どもの頃に思い描いた空想の世界へ連れて行ってくれます。

 文章はひらがなとカタカナで書かれており、50音が読めれば、お子さまがひとりでも読めます。読み聞かせにぴったりの絵本ですが、ここは大人の和み絵本として。

 お風呂上りのリラックスタイム、いい香りのものやとっておきのお茶を用意して、チリとチリリと一緒にファンタジック・サイクリングを楽しみましょう。

 そして、元気になったら自転車でおでかけを。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

  HSPにも、HSCにもおすすめの絵本です。ネガティブな要素がひとつもありません。

 読み終わったら、青汁が飲みたくなっちゃうかも。
 丸いはちみつカステラでティータイムもいいですね。

 

商品紹介ページはこちら

 

 

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