【バグと挑戦 デバッグの方法】絵本でプログラミングを学ぼう!プログラミングの総仕上げ、デバッグについて知る絵本【くもんのSTEMナビプログラミング】【小学校高学年以上】

2024年4月14日

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バグと挑戦 デバッグの方法 くもんのSTEMナビプログラミング  エコー・エリース・ゴンザレス/作 グラハム・ロス/絵 山崎正浩/訳 石戸奈々子/監修 くもん出版

プログラミングにおいていちばん大切なこと、それはデバッグ。バグとは何か、バグをみつけて修正する、バグを防ぐなど、デバッグについて詳しくバギーが語ります。(バグと挑戦 デバッグの方法 くもんのSTEMナビプログラミング  エコー・エリース・ゴンザレス/作 グラハム・ロス/絵 山崎正浩/訳 石戸奈々子/監修 くもん出版)

この本のイメージ   デバッグ☆☆☆☆☆ 絵本でわかる☆☆☆☆☆ 読めれば何歳からでも☆☆☆☆☆

バグと挑戦 デバッグの方法 くもんのSTEMナビプログラミング  エコー・エリース・ゴンザレス/作 グラハム・ロス/絵 山崎正浩/訳 石戸奈々子/監修 くもん出版

<エコー・エリース・ゴンザレス>
米国イリノイ州シカゴ出身。ワールドブック社の編集者として、百科事典の科学や技術に関する項の編集執筆を担当してきた。近年は、地球の気候変動に関するシリーズの共同執筆に取り組んだ。

<グラハム・ロス>
カナダのオンタリオ州にあるシェリダン・カレッジのイラストレーションコースを卒業後、トロントの出版社でブックデザイナーとして25年間勤務。退社後はフリーランスのイラストレーターとして、多くの児童書出版社と仕事をしている。子どもたちのためのアートやデザインのワークショップもおこなっている。

<山崎正浩>
1967年生まれ。慶應義塾大学卒。第一種情報処理技術者。京王電鉄株式会社でプログラマーとして勤務。2001年に退職し、その後翻訳業に従事。

<石戸奈々子>
東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員を経て、NPO法人CANVAS、株式会社デジタルえほん、一般社団法人超教育協会等を設立、代表に就任。慶應義塾大学教授。総務省情報通信審議会委員など省庁の委員多数。NHK中央放送番組審議会委員、デジタルサイネージコンソーシアム理事等を兼任。政策・メディア博士。

 小学校のカリキュラムに「プログラミング」が追加されました。プログラミングは従来型の学習とはかなりちがうので、他の教科のように保護者の方が家庭内で教えてあげるのも簡単ではないかもしれません。

 けれどもプログラミングは、従来型の学校教育では実力を発揮できなかった子が思わぬ能力を開花させることがあります。

 内向的でひとり遊びをすることが多く、パズルやクイズが好きだったり、ブロックや積み木で遊ぶのが楽しかったり。興味のあることには熱中しすぎて時間を忘れてしまったり。そんなお子さまには、もしかしたらプログラミングの適正があるかも知れません。

 この「くもんのSTEMナビプログラミング」は小さなお子さまにプログラミングの基礎をわかりやすく教えてくれる絵本シリーズです。初版は2021年。

 ひとつひとつのテーマにそって、キャラクターが説明してくれる漫画形式で、今回の主人公はバギー。
 本日ご紹介する絵本、「バグと挑戦 デバッグの方法 くもんのSTEMナビプログラミング」のテーマはプログラミングで最も大切と言っても過言ではない「デバッグ」です。

 今回も難しい内容をかわいい絵と横書きの漫画形式で楽しくわかりやすく、噛み砕いて教えてくれています。

 さて、このようなテーマの記事のときには必ず助太刀に入ってくれる、知人のプログラマーに降臨していただきましょう。

 それでは、どうぞ!

 

【バグと挑戦デバッグの方法】

 本日ご紹介する絵本は、STEMシリーズの『デバッグの方法』です。  どんなプログラムでも起こりえて、やっぱり紛れ込んでしまうバグ。

 ーーバグというのはプログラムの間違いのことで、大昔の大型コンピュータが誤動作したとき、回路の中に小さな虫が紛れ込んでいたことから、そういう誤動作の原因を虫=バグと言うようになったのです。ーー

 ※この物理的な「バグ」を発見したのは女性プログラマーの大先輩グレース・ホッパーさん。彼女はそのバグを取り去る「デバッグ」をしたことでも有名です。(以前紹介しましたね)

 さて、そんな、どんな優秀なプログラマーでも避けて通れないバグ。そのバグを取り、プログラムが正常に動作するようにすることを「デバッグ」と言いますが、このデバッグもプログラミングの重要なスキルと言えましょう。

 本書はそのデバッグの考え方や方法を、ほかのSTEMシリーズ同様、ナビゲーターのバギー(バグ、虫の姿なのはどうかと思いますが(苦笑))の案内でわかりやすく漫画にして教えてくれます。

 なぜバグが生まれてしまうのか、バグの発生しにくいプログラムを書くにはどうしたらいいのか、そして(やっぱり発生してしまうのは避けられないので、)発生したバグをデバッグするのはどうやったらいいのか。

 プログラムの書き方を紹介している本はたくさんありますがデバッグの方法について書かれている本はなかなかありません。(デバッガというデバッグ用の特別なソフトの使い方を紹介しているマンガは私も始めて見ました)

 そして、バグは怖いものではないという最も大切なことを初心者にもわかりやすく教えてくれています。

 プログラミングについて学び始めて、デバッグのことも視野にはいったぐらいの初学者+αぐらいの方におすすめです。

 ありがとうございました!

 上記の記事で登場したグレース・ホッパーについての絵本はこちらです↓

 わたしは、プログラマーではありませんが、長く開発の現場にいました。
 プログラミングにおいては「開発三割、テスト七割」と言う昔の格言があるほど、テストとデバッグは大切です。

 しかし、現実の開発は納期が切迫していたり、開発環境が厳しかったりと、充分なテスト期間がもてないことも往々にしてあります。

 そこで踏ん張るのがテスターといわれるサポートチームです。

 傍で見ていて感じたのは、バグ対応には人間力が必要だということ。やはり、開発者も人ですから一生懸命作ったものに不具合がある、それを指摘されるのは辛いと感じる人もいるようです。
 バグを指摘されると、自分が否定されたように感じて傷ついてしまう人もゼロではありません。

 けれど、作ったプログラムにバグがあることや、バグのあるコードを書いてしまうこと自体は悪いことでは無いと思います。人間なので絶対にミスはあるのです。それをなるべく早期に発見して、適切に対処してゆくことでよりよいシステムが育ちます。

 プログラムは、プログラマーさん、デバッガーさん、そしてユーザーの皆さまと一緒に育ててゆく、みんなの小さな子どものようだなあ、といつも思っていました。

 バグを見つけ、原因を探り、修正をしてゆくこと……それによって発見され生み出されるより良い方法やシステムもたくさんあります。
 失敗することは悪いことではないのです。これからプログラミングに挑戦する小さなプログラマーさんたちには、失敗を恐れず、「やってみたい」「つくりたい」と言う気持ちのままにどんどんプログラミングを楽しんでほしいと願っています。

 かわいい絵とわかりやすい説明で、小さなお子さまから大人まで楽しく学べる学習絵本、「くもんのSTEMナビプログラミング」シリーズ。横書きの漫画形式で書かれていて、字は少し細かいですが、コツコツ読んでいけばプログラミングに必要な知識がしっかり身につくようになっています。

 ふりがながないので、一応小学校高学年以上としましたが、理解できるならば何歳からでも。小難しい解説書よりはずっとわかりやすく、楽しく学べますので大人の初心者にもおすすめです。

 プログラミングの世界への扉をひらいてくれる「バグと挑戦 デバッグの方法 くもんのSTEMナビプログラミング」。
 この機会にぜひどうぞ!

 ※現在、この絵本シリーズはAmazonではいつも品薄状態ですが、どの絵本もすばらしいので、すこしでもご興味を持たれた方はぜひ、手に入るうちにお買い求めください。強くおすすめします。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 プログラミングにとって大切な「デバッグ」についてわかりやすく解説してくれている絵本です。中身は漫画形式になっていて、翻訳本なので横書きです。
  絵本といっても、字が小さく、文字の分量がかなり多いので、ある程度文章が読めるお子様向け。
 すっきりとまとまっているので、プログラミング初心者の方が読んでもわかりやすいと思います。
 デバッグはグラミングを行うさいに非常に大切なので、このシリーズのなかでもとくにおすすめします。

 

 商品紹介ページはこちら

 

 

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