【ルルとララ】かわいいオバケとハロウィンパーティー。小さな女の子に大人気のレシピつきクッキングファンタジー【小学校低学年以上】

2024年2月19日

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ルルとララのハロウィン あんびるやすこ   岩崎書店

かえでの森にかこまれたメープル通りでお菓子屋さんをしているのは、まだ小学生のルルとララ。今日のおきゃくさまは小さなオバケさんたちクローとウー。ふたりは、森でランタンフェスティバルパーティーをしたいと言うのです……。ルルとララの楽しいハロウィン物語。

この本のイメージ かわいい☆☆☆☆☆ レシピ☆☆☆☆☆ ハートフル☆☆☆☆☆

ルルとララのハロウィン あんびるやすこ   岩崎書店

<あんびるやすこ> 群馬県生まれ。東海大学文学部日本文学科卒業。テレビアニメーションの美術設定を担当。作品に「だっこちゃんどこ?」「まじょのまほうやさん」「こじまのもり」「魔法の庭ものがたり」「なんでも魔女商会」シリーズなど。

 小学生店長ルルとララシリーズの、ハロウィンストーリーです。
 「ルルとララ」のシリーズは、かえでの森の動物たちとルルとララとの交流を描いたハートフルストーリーとお菓子のレシピが合体したクッキングファンタジー。

 あんびる先生のあたたかみのある可愛らしい挿絵と、おいしそうなお菓子のレシピ、そして心温まるストーリーの相乗効果で、小学校低学年の女の子に大人気のシリーズです。

 今回のテーマはハロウィン。

 ルルとララのお店に、クローとウーと言う、小さなオバケが訪ねてきます。
 彼らは、もうすぐやってくる、オバケの世界での「ランタンフェスティバル」に、森の動物たちも招待して盛大なパーティーを開きたい、つきましては、そのパーティーに出すケーキをルルとララに注文したい、とやってきたのです。

 もちろん、喜んで請け負うルルとララ。

 ところが、このふたり、まだ本格的なケーキはつくったことがありませんでした。何度焼いても、味はおいしいのにぶかっこうなケーキが出来てしまいます。しょんぼりするルルとララに、おとなりのシュガーおばさんが、「悪いのは見た目だけならくずして使う方法があるわよ」とアドバイス。

 ルルとララは、くずしたケーキ(ケーキクラム)を固めてつくる「ケーキポップ」を作ることにします。

 今回の物語は、ルルとララが失敗を繰り返しながら、かわいいケーキ「ケーキポップ」を作るお話と、最初はこわがるばかりで仲良くなろうとしなかった森の動物たちがオバケたちと交流してゆく物語です。

 最後は、ハロウィンパーティーで森の動物たちもオバケの格好をして、オバケたちと楽しくすごすハッピーエンド。

 あんびる作品には、氷の妖精や雪の女王など「先入観で他人から避けられているけれど実は優しくていい人」が、誤解が解けて他の人々との交流が生まれる、等のお話が多く、今回もかわいらしいオバケたちがケーキポップを持って楽しく空を飛ぶ挿絵がほんわかと優しい気持ちにしてくれます。

 あたたかみのある可愛らしい絵、おしゃれなデザイン、ちょっとした豆知識、主人公たちの成長、悪人のいないハートフルなストーリー……今回もあんびるワールドの魅力全開です。

 お話を楽しんだあとは、ケーキポップを作りましょう。わざわざ失敗したケーキを焼かなくても、カステラの端の切り落としや、くずしたクッキーなど、様々なものが材料になります。それに、棒つきケーキだから、食べるとき手も汚れません。

 ハロウィンにむけての準備もこれでOK。
 今年は、あまりおでかけできないできない年になりましたが、親子でお菓子を作るのも楽しいものです。
お話を楽しめて、お菓子のレシピも手に入る、「たのしくて、おいしくて、ためになる」三拍子揃ったクッキングファンタジーをぜひどうぞ。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素はまったくありません。むしろ、学校などで誤解されて辛い思いをしているお子様におすすめの、元気の出るたのしいお話です。「味がいいのに見た目が悪い」ケーキをリメイクして素敵なお菓子にするというストーリーにも励まされます。
 週末は親子で読書のあとはクッキング。そして、その後は楽しいティータイムとまいりましょう。

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