【ティギーおばさんのおはなし】ハンカチを忘れがちなお子様に!かわいいハリネズミの洗濯屋さんの絵本です。読み聞かせにも!【ピーターラビットの絵本】【4歳 5歳 6歳】

2024年2月13日

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ティギーおばさんのおはなし 
ビアトリクス・ポター/さく・え 
いしいももこ/やく

ルーシーは、もうハンカチを三枚もなくしてしまっていました。なくしたハンカチを探し回っているうちに、奇妙な洗濯屋さんに出会います…

この本のイメージ 不思議☆☆☆☆☆ かわいい☆☆☆☆ 洗濯しよう☆☆☆☆

ティギーおばさんのおはなし ビアトリクス・ポター/さく・え いしいももこ/やく 福音館書店

<ビアトリクス・ポター> イギリスの絵本作家。ヴィクトリア時代の上位中産階級に生まれ、遊び相手も少ない孤独な環境で育ち、学校に通うことは無かった。幼いころから絵を描くことを好み、多くのスケッチを残している。代表作は「ピーターラビット」シリーズ。

 まだまだ東京は、自粛期間が続いています。(2020.5.19現在)これが解除されても、予防のための日常習慣は続くことになると思います。

 じつは、わたしが子供の頃は世の中が今ほど清潔ではなかったので、小学校で手洗いは厳しく指導されました。給食の前後だけでなく、体育の授業のあとや毎休み時間(子どもは泥遊びとか、ドッジボールとかをするので)ごとに手洗い指導していた先生もいるくらいです。今に比べて、トイレなど子どもたちを取り巻く環境がとても不潔でしたので、こまめに手洗いする必要がありました。

 また、近所にあるのはせいぜいが駄菓子屋で、コンビニはもちろん、ハンバーガー屋さんやドーナツ屋さんなど、手づかみで食べるファストフード店もありませんでしたし、前述のような理由で買い食いを禁止している学校も多かったのです。子どもは買い食いするとどうしても汚い手で食べてしまいますから。

 ただ、もちろん、それは中途半端な都市部の風習で、もっと山のほうに行くと、山から木の実を採って食べたり、畑の野菜や果物をもいで食べたりもしていたでしょう。けれど、綺麗な水で必ず洗っていたはずです。
昔の事を思い出しますと、いまよりずっと「手を洗え」と大人たちから言われていた気がします。

 世の中は、ずいぶん清潔になっていたのです。

 なので、世の中が昔にちょっと感覚を戻して、たくさん手洗いをしてハンカチを持ち歩き、出先でも何度も手を洗う習慣をつければ、ずいぶん違うのではないかと思います。

 小さなお子様に、マスクやハンカチを忘れないように注意するのは難しいものです。また、マスクやハンカチも、つねに清潔でなければなりません。

 丁寧に手洗いしたり、清潔なマスクやハンカチを持ち歩くことが楽しくなるといいな、と思い、今日は、この絵本をご紹介します。

 「ピーター・ラビット」でおなじみのビアトリクス・ポターの絵本です。


 主人公は、ルーシーという農家の女の子。

 彼女は、そそっかしくて、よくハンカチをなくしてしまいます。なくしたハンカチを探してあちこち歩き回っていると、きれいな泉のそばに、ちいさな戸があって、中に入ると、かわいい不思議なおばさんが洗濯物にアイロンをかけていました。

 おばさんは、ティギー・ウィンクル。
近所の動物たちのお洋服の洗濯をしている洗濯屋さんだったのです。ティギーおばさんがアイロンをかけている洗濯物の中には、ピーター・ラビットの上着や、赤いハンカチもありました。

 おばさんは、ルーシーに動物たちの洗濯物について詳しく説明してくれて、そして、おいしいお茶を振舞ってくれました。

 ティギーおばさんと楽しくおしゃべりしているうちに、ルーシーはなくしたハンカチとエプロンを見つけます。
無事に、ハンカチとエプロンを持っておうちへの道に戻るルーシー。ふと振り返ると、ティギーおばさんの姿はなく、小さなハリネズミの後姿がありました。というお話です。

 ティギーおばさんのモデルは、実在した洗濯屋のおばさんと、ビアトリクス・ポターが飼っていたハリネズミを合体させたものだそうです。

 ルーシーと、ティギーおばさんの会話がとてもかわいらしくほほえましく、とっても和みます。

 ティギーおばさんは、歌を歌いながら楽しそうにアイロンをかけるので、小さなお子様が、マスク、ハンカチなどのみだしなみや、お洗濯に親しみを持つきっかけになるかもしれません。

 ハンカチや手ぬぐいくらいなら、自分でお洗濯するのも楽しいですもんね。

 なかなか外出できないのに、だんだんお天気が悪い季節になってきて、気もふさぎがちですが、親子で絵本を読む時間を持っていただけたらと思います。
紙の絵本がなかなか入手できない事態になっていますが、手洗いうがいは、この先ずっと大切になると思うので、ぜひ、紙の本で読んであげてください。

 小さくて持ち運びもしやすい絵本です。フルカラーの挿絵のティギーおばさんがとっても可愛らしく、キュートです。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 ネガティブな要素はいっさいありません。大人が読んでも和みますので、おすすめです。あつあつの紅茶とビスケットをお供にぜひどうぞ。手を洗うときのラベンダー石鹸もおすすめしておきます。

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