【サーティナイン・クルーズ】39の手がかりを集め、秘密の遺産を手に入れろ。アメリカで大人気のロングセラーシリーズ【小学校中学年以上】

2020年10月3日

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サーティナイン・クルーズ 1 骨の迷宮  リック・リオーダン/著 小浜杳/訳 メディアファクトリー

エイミーとダンの姉弟は、大好きな祖母グレースの遺した「秘密の遺産」を受け取るための「レース」に参加することになりました。そのためには、世界各地に散らばった39の手がかりを見つけなければなりません。でも、そのレースには一族のそうそうたるメンバーが参加していて……

この本のイメージ 謎また謎☆☆☆☆☆ 危機に継ぐ危機☆☆☆☆☆ 姉弟愛☆☆☆☆☆

サーティナイン・クルーズ 1 骨の迷宮  リック・リオーダン/著 小浜杳/訳 メディアファクトリー

 10年以上前から日本でも出版され続けている、アメリカの人気アドベンチャー小説です。一巻ずつそれぞれ別の作家さんが書き、シリーズ構成をこのリック・リオーダン氏が行ったようです。テレビドラマみたいですね。

 このシリーズはもう終了しているようなので、もしかしたらだんだん入手が難しくなってゆくかもしれません。けれども、読んでみて、この手のジュニア小説の中ではかなり面白かったのでご紹介。人気のシリーズなので、少なくとも図書館にはあると思います。

サーティナイン・クルーズ 1 骨の迷宮  リック・リオーダン/著 小浜杳/訳 メディアファクトリー

 物語のあらすじは、

 世界の裏で人類の歴史に重要な役割を果たしてきた華麗なる一族「ケイヒル」。その一族の末裔、エイミーとダンは、両親を事故で失い、大おばに引き取られて生活していました。

 祖母は大富豪のグレース。しかし、グレースは死後、不思議な遺言を残します。
 「心身健全なる遺言者グレース・ケイヒルは、ここに、挑戦を受ける者および拒む者に対し、遺産を分与することにする」

 「あなたは、危険きわまりない史上最大の冒険をなしとげる可能性の高い者に選ばれた。これはケイヒル一族の行く末、そして世界の未来をうらなう冒険である」

 39個の手がかりを探し、ケイヒル一族の秘密にたどり着け。それができれば、地球上でもっとも影響力のある人間になれるでしょう。━━

 冒険に挑戦しない場合は、1人につき100万ドルの遺産を受け取ることが出来ました。

 ところが、エイミーとダンの保護者、ベアトリス大おばさんは、金の亡者な上に二人に愛情がかけらもないため、お金のほうを選択した場合、この遺産は管財人としての大おばの手に渡り、ふたりには財産だけを巻き上げられて放り出される運命しかなかったのです。

 エイミーとダンは決意します。

 ライバルチームは、それぞれ、100万ドルをもらわなくてもへいちゃらなお金持ちばかり。貧しくて追い詰められている子どもは、エイミーとダンだけです。

 エイミーとダンのふたりは、この奇妙な冒険に、最も非力な挑戦者として参加することになりました。

 ストーリーは、暗号解読にも似た謎解き物語。ふたりのきょうだいは、アメリカからパリへ飛び、ベンジャミン・フランクリンの謎を追ってカタコンベを冒険します。これがサブタイトルの「骨の迷宮」。

 謎の中には、歴史ミステリー的要素もあり、歴史好きな人はワクワクするかもしれません。今回は、ベンジャミン・フランクリンの発明した「アルモニカ」という楽器が出てきます。こんな楽器があったんですね。

 エイミーとダンにも、味方はいます。ふたりのナニー(子守)的存在のネリー。ドレッドヘアに鼻ピアスという、かなりインパクトのある見た目なのですが、実は情に篤くて義理堅い、頼りになる姐さんです。

 たぶん、今後もこの三人で冒険するのでしょう。

 文章は読みやすくて、ストーリーは息もつかせぬスピードなので、ぐいぐい読めます。最近のジュニアノベルの冒険もののなかでは、いちばん面白そうです。
 複数の作家さんで書くチーム体制らしいので、続きがどう進むかは読んでみないとわかりませんが、展開が楽しみ。このシリーズは、今後も読み続けてゆく予定です。

繊細な方へ(HSPのためのブックガイド)

 爆発シーンや火災など、危険なシーンはあるし、ボカっとなぐるシーンなどはあるにはあるのですが、描写に気をつけて書かれており、残酷には感じません。一応、そういうシーンはあるのだなと身構えていれば大丈夫な方にはおすすめです。
 ジェットコースター型冒険物語です。絵が今風で綺麗なので、男の子でも女の子でも楽しめるでしょう。
食べるシーンはそんなにないかもしれません。
 でも、今っぽい冒険物語が読みたい時にはぜひどうぞ。

いつもありがとうございます

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