【うちで過ごそう】今、家で静かにできること。読書しよう。子供から大人まで、名作児童文学をおすすめする7つの理由

2020年8月24日

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名作児童文学
子供から大人まで、
名作児童文学
をおすすめする7つの理由

(2020.4.5追記)

今、自宅で静かに過ごすことが推奨されています。ふだん、あまり家で過ごすことが少ない人は、何をすればいいかわからないこともあるでしょう。こんなときは、インドア派が底力を出すとき。

わたしは、いまこそ「読書」をおすすめします。このサイトがおすすめするのは、「児童文学」と「絵本」。大人にも、子供にもおすすめです。とくに、昔ながらの名作と呼ばれる児童文学やジュブナイルをおすすめするのは意味があります。

古臭くて、ちょっと時代遅れの本も、もっともっと読んでもらいたい。そしてその理由とは。

名作児童文学の魅力その1 ストーリーがわかりやすい。

児童文学は複雑な話やトリッキーな話は少なく、わかりやすく明快な話が多いので、誰にでもおすすめしやすいという魅力があります。話の流れが掴みやすく起承転結がはっきりしていて、ラストもすっきりと完結しているものが多いので、読書慣れしていない人の読書入門編としても、児童文学は最適です。

かといって作品としてのレベルが低いわけではなく、非常にクオリティの高いお話が多いので安心して読めます。

※わかりやすくて楽しい名作児童文学  くまのパディントン

クマのパディントン
子供から大人まで、
名作児童文学
をおすすめする7つの理由

ペルーからやってきた(?)クマのパディントンは、ブラウン一家に拾われて同居人になります。大都会ロンドンでところ狭しと活躍する、パディントンの大冒険! 暗い気分もふっとんでしまうくらいの、豪快コメディです。

最近、映画化されましたが、原作もぜひどうぞ!

↓「くまのパディントン」のレビュー記事はこちら。

※子どものために説教臭くなく楽しい話を、と書かれた名作 「オズの魔法使い」

カンサスの農家の娘、ドロシーは、ある竜巻の日に家ごと不思議な世界に飛ばされてしまいます。

おうちに帰りたいドロシーは、帰る方法を聞くため、黄色いレンガの道を歩いて万能の力を持つという、伝説の大魔法使い「オズ」のいる「エメラルドの都」に向けて旅を始めます。

途中で、カカシ、ライオン、ブリキの木こりなどの旅の仲間を得て、エメラルドの都についたドロシーは、果たして家に帰れるのでしょうか……

↓「オズの魔法使い」のレビューはこちら

名作児童文学の魅力その2 字が大きくて読みやすい。

これは意外に重要で、今は子供も大人もスマートフォンやPCのスクリーンと長時間付き合う生活をしているので、眼精疲労を無視できません

児童文学は、字が大きくて読みやすい本が多いので、目を休めながらのんびり読むのに最適なのです。子供にも大人にも、そして高齢者にもおすすめです。

※字が大きくて読みやすく、楽しい児童文学   チョコレート工場の秘密

チョコレート工場の秘密
子供から大人まで、
名作児童文学
をおすすめする7つの理由

不思議なチョコレート会社の社長さん、ワンカさんが自社のチョコレートに、五枚だけ「黄金切符」を封入しました。当たった人は、謎に包まれたチョコレート工場を見学できるというのです! 貧しい家の少年、チャーリーは、偶然にもこの黄金切符を手に入れ、不思議な不思議なチョコレート工場に足を踏み入れます…

ジョニー・デップ主演で映画にもなった名作です。

↓「チョコレート工場の秘密」のレビュー記事はこちら

名作児童文学の魅力その3 時代背景を知ることができる。

名作と呼ばれる児童文学は、だいたい100年くらい前から現代までに書かれたものが多く、その時代の文化や風俗が詳しく書かれているため、近代史を文化や風俗の側面から知ることが出来ます。

歴史の授業だけではわかりにくい時代背景も物語を読みながらだとすんなり理解することができ、また、物語を読むことで歴史への興味が深まるので一石二鳥です。

※時代背景を理解するとさらに面白い児童文学  「小公子」

小公子
子供から大人まで、
名作児童文学
をおすすめする7つの理由

 大好きなお母さんと二人暮らし、アメリカのごくふつうの少年、セドリックは、ある日イギリスの公爵の跡継ぎだと知らされます。死んだお父さんが、イギリスのドリンコート公爵の息子だったのです。はるばる海を越えて祖父に会いにイギリスに向かったセドリックですが…


日曜日の「名作劇場」でアニメにもなった名作です。

↓「小公子」のレビュー記事はこちら

※時代背景を知ると深く理解できる名作  「ハックルベリー・フィンの冒険」

ハックルベリー・フィンと、黒人奴隷ジムは、それぞれがそれぞれの事情で家から逃げ出し、一緒に筏に乗って逃亡の旅に出ます。

旅の先々で、様々な人に出会い、事件に巻き込まれ、たくさんの冒険を経て、ふたたび生まれ故郷まで戻ってくるお話です。140年前のアメリカのようすがリアルに描かれており、主人公ハックルベリーが、当時の時代特有の問題に向き合い、真剣に悩みます。

現代にも通じる問題もあり、考えさせられる物語です。

↓「ハックルベリー・フィンの冒険」のレビューはこちら

名作児童文学の魅力その4 世代を超えて交流できる。

名作児童文学は、幅広い世代に読まれているので、親子、祖父母と孫、など世代を超えての交流のきっかけになります。

読み聞かせやプレゼントにも最適ですし、共通の話題で盛り上がることもできます。翻訳や挿絵の違いを楽しんだり、それを話のネタにして盛り上がることできます。

わたしは、小さな子へのプレゼントに本をおすすめしています。本は何冊あってもいいし、大切にとっておくのも、ボロボロになるまで読むのもいいものです。そして、大人に読み聞かせしてもらった体験は、一生の思い出になります。

※世代を超えた名作児童文学の代表作   ムーミンシリーズ

たのしいムーミン一家
子供から大人まで、
名作児童文学
をおすすめする7つの理由

ムーミン谷に暮らす、不思議な妖精、ムーミン・トロール。

やさしいムーミンママと物知りなムーミンパパと、ムーミン屋敷に暮らしています。親友のスナフキンや、スニフ、スノークのおじょうさんたちと、いつも事件に巻き込まれます。

何度もアニメ化され、世代を超えて愛される名作です。

↓「たのしいムーミン一家」のレビュー記事はこちら

名作児童文学の魅力その5 ハッピーエンドが多く、癒し効果がある。

児童文学は子供向けなので、凄惨な話や救いの無いバッドエンドなどは少なく、ストレスの多い生活をしている大人には癒しになります。現実の世界にはなかなかない、真心や誠意が報われる話や、温かい人情話もあり、読むだけでほっとできます。へとへとになった日曜日などに、ハーブティーを飲みながら読むのに、おすすめです。

また、自宅療養中の方への差し入れにも、ハッピーエンドのジュブナイルや装丁の美しい絵本はおすすめです。弱っている人が励まされる話も多く、安心して差し入れやお見舞いに選ぶことが出来ます。(今は訪ねていかないほうがいいときなので、差し入れは郵送にしましょう)

もちろん、本来の意味で、子供を励ます役目も果たせます。

※差し入れにもびったりのハッピーエンドといえば

「飛ぶ教室」

飛ぶ教室
子供から大人まで、
名作児童文学
をおすすめする7つの理由

エーリヒ・ケストナーの名作。

ギムナジウムに通う少年たちのクリスマス物語です。この物語にインスパイアされて、たくさんの「寮もの」「寄宿舎もの」の少女漫画が生まれました。

古風な作風ですが、励まされる内容で、子供から大人まで男女問わずおすすめの児童小説。

とくに、少女漫画ファン、「トーマの心臓」「ここはグリーンウッド」「摩利と新吾」などのファンならおすすめです。

↓「飛ぶ教室」のレビュー記事はこちら

少女ポリアンナ

少女ポリアンナ
子供から大人まで、
名作児童文学
をおすすめする7つの理由

孤児のポリアンナは、叔母のポリーさんに引き取られます。

ポリアンナは、どんなときにでも「喜びを探すゲーム」よかったさがしができる不思議な女の子でした。ポリアンナとの交流で、頑なだったぽりーおばさんの心はだんだんとほぐれていきます。

日曜日の「名作劇場」でアニメにもなった、世代を超えて愛される名作。どんなときでもポジティブシンキングのポリアンナには、励まされます。

↓「少女ポリアンナ」のレビュー記事はこちら

名作児童文学の魅力その6 作品としてのクオリティが高い。

時代を超えて生き残ってきた名作は、それだけクオリティが高いものが多く、作品としての力があります。翻訳ものはいろんなバージョンがありますが、古い版は古風な言い回しや表現に触れることもでき、語彙を増やすのに役立ちます。

また、教訓的な話も多く、小さな子供に道徳心を教えたりと、情操教育にも役立ちます。

※文章が美しく、語彙力をはぐくむ  「ドリトル先生シリーズ」

 井伏鱒二の文章が美しい、岩波少年文庫版「ドリトル先生」シリーズ。

 動物と話が出来るお医者さんのお話です。

 古い訳なので、ちょっと言い回しが古風ですが、日本語が美しく、読み応えがあります。「いっさんに」「なかんずく」など、最近は見ない言葉がありますが、レトロな言葉遣いとドリトル先生の英国紳士な雰囲気がぴったりとマッチしています。子どもの語彙力を楽しみながら育てるなら、迷わずこれでしょう。

↓ドリトル先生のレビューはこちら

※古い話だけれど教訓的で、情操教育にもなる児童文学    「たのしい川べ」

たのしい川べ
子供から大人まで、
名作児童文学
をおすすめする7つの理由

春の陽気につられて川辺にでかけたモグラ君は、川ネズミ君に出会い、親友になり、川辺の家で一緒に暮らすことに。

そして、ヒキガエルくんも加わって、おかしな大冒険が始まります…

「クマのプーさん」の作者、A.A.ミルンも大ファンだったという、児童文学の古典です。

↓「たのしい川べ」のレビュー記事はこちら

名作児童文学の魅力その7 創造力を育むことができる。

児童文学は、子供心や、子供の空想力に寄り添った物語が多く、読んでいると眠っていた創造力や空想力が呼び覚まされることがあります。

常識や固定観念に凝り固まってしまいがちな大人の生活に、児童文学が新しい発想をくれることがあります。

※子供の創造力、空想力を呼び覚ます児童文学   「クマのプーさん」

クマのプーさん
子供から大人まで、
名作児童文学
をおすすめする7つの理由

小さなクリストファー・ロビンが大好きなクマのぬいぐるみ、プー。

お父さんは、プーとクリストファー・ロビンのお話を聞かせてあげます……

100エーカーの森で繰り広げられる、プー、コブタ、イーヨー、フクロなど森の仲間たちとクリストファー・ロビンの小さな小さな大冒険のはじまりはじまり。

↓「クマのプーさん」のレビュー記事はこちら

※想像力あふれる主人公が周囲の人を幸せにする名作 「赤毛のアン」

 主人公アン・シャーリーは、天涯孤独の身の上でしたが、あふれんばかりの想像力を持つ少女でした。 苦しいときや哀しいとき、彼女は「想像すること」で、困難を乗り越えてきたのです。

 彼女は手違いでクスバート家にもらわれてきたのですが、その天真爛漫な性格と持ち前の想像力で、自分だけでなく周囲の人々をも幸せにしてゆきます。

 村岡花子版は、日本語が美しく、語彙力を磨くのにもおすすめです。松本侑子版は、シェイクスピアなどの造詣が深く、歴史背景などの解説が豊富です。

↓「赤毛のアン」のレビューはこちら

繊細な方へ

 このサイトは、「HSP」「HSC」と呼ばれる、「ひといちばい繊細な子」とても敏感な感性を持っている人たちのためのブックガイドでもあります。それぞれのブックレビューのラストに、繊細な方へのメッセージがありますので、参考にされてください。

 HSPやHSCの方々の生活には、ひとりで静かに過ごす時間が必要です。読書や動画を見るのが最適なのですが、残虐なものや、悲しい話だと普通の人よりはるかに打撃を受けてしまうことがあるのです。けれども、悪いことばかりではなく、様々なことに対して普通の人より深く感動することもできます。

 HSPのわたしが本を選んでいますので、基本的に癒される話が多いセレクトのはずですが、それでも、傷つくシーンは人それぞれなので、最後に短いコメントをつけました。みなさまのお役に立てればさいわいです。

さいごに。

 今後も名作児童文学をおすすめしていきます。もちろん、最近の作品もご紹介していく予定です。親子や、祖父母と孫で読書を楽しむ家庭がすこしでも増えていきますように、と願っています。

難しくない、気軽な読書の楽しさが広がっていくといいですよね。

(2020.8.24 リスト追加)

いつもありがとうございます

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